1. 富士見市とお隣の三芳町が近接する会場での開催
8月8日(水)、東武東上線鶴瀬駅西口から西へ約500mにある「富士見市鶴瀬西交流センター」の3階にある多目的ホールを会場に、「富士見市無料相談会」を開きました。
富士見市内では、4月の水谷公民館、6月のふじみ野交流センターでの実施に次いで、3か所目の相談会となりました。
2. 当日の天候に不安が
この「鶴瀬西交流センター」は、富士見市と隣接する三芳町の市町境にあり、それぞれの区域が入り組んでいる土地柄ではありましたが、結果的には、相談者の方たちの居住地や勤務先は、全て富士見市でした。
当日は、台風接近の天気予報が出されていて、相談者が来所に逡巡されるのではないか、と危惧していましたが、案に相違して、複数の相談者が来所されました。
3. 相続案件は、多岐に亘り
相談開始時間少し前に、最初の相談者が見えました。次いですぐその後に2番目、されにその1時間後に3番目の相談者が来所されるなど、午前午後を通じて、相談者は、5組(6人)、相談件数は、6件でした。
相談内容の内訳は、相続関係2件、遺言関係1件、離婚関係1件、農地転用関係1件、借金の返済関係1件というように、相談案件が、多岐に亘る状況でした。
今回の相談内容で少し込み入っていた案件は、農地転用関係でした。東北地方に所有する田んぼを売却することにして、現地の不動産屋さんに仲介を依頼したが、農地転用の手続きが滞って、登記の変更も売却代金の受領もできていない、といった深刻なものでした。
担当相談員からは、該当県の不動産業者の指導部門に相談することや、現地の行政書士会に現地の農地転用を手掛けている行政書士を紹介して貰って、対応してはどうか、などの助言を行いました。
4. 相談と並行して事例研究を行う
当日、相談会場に参集した相談員は、延14名でした。参加会員は、いつものように2~3名ずつの組を作って、順番に相談に対応しました。
案件によっては、結果として、相談時間の上限の目安としている60分の倍の時間を要した深刻なものも1件ありましたが、いずれの案件も、相談員が丁寧に対応いたしました。
また、毎回、無料相談会では恒例となっていますが、相談の出番待ちの時間を活用して、前田淸海支部長を中心に、当日の相談案件を元に、参集相談員で事例研究を行い、知識の共有化を図りました。