1. 町役場庁舎での相談会で年度を締めくくる
平成30年度、従前と同様、6回を予定していた「三芳町無料相談会」のうち、7月は、「藤久保公民館」、9月は「竹間沢公民館」、そして11月は、「中央公民館」をそれぞれ新たな相談会場として開催しましたが、5月、年明け平成31年1月、同3月は、従来どおり、町役場の既設の相談室や控室をお借りして相談会を開きました。
町役場内での「相談会」は、前もって相談を予定していた方々ばかりでなく、他用で役場を訪れた町民の方なども、その場で急に相談されることを決められることなどもあることから、行政書士会としても、そんな事情が生じることがあることは予め織り込んで相談対応に臨んでいます。
2. 開始早々から相談者が来訪
3月27日(水)午前10時の相談会開始早々に最初の相談者(男女二人連れ)が来られ、午後4時の終了までに、相談来訪者は、5組9人(男性3名、女性6名)を数えました。
相談件数は、総計7件でした。
相談の内訳は、遺言関係3件、相続関係2件、生前贈与関係2件でした。2人1組でこれらの相談に対応する態勢を敷いていた相談員は、延15名で、待機時間に余裕もあり、相互の啓発や情報交換などにも効果的にその時間を活用できたと、前向きに受け止めていました。
3. 複雑な案件で助言も慎重に
当日の複数の案件で、偶然の一致なのかなと感じられたのは、このところの「相続関連法令」の改定の動きに敏感に反応されておられるのか、「相続」か「生前贈与」かといった比較をして、「どちらが良いのか」という問いかけが多かったということでした。
相談員からは、「相続税」と「贈与税」の課税の仕組みの概要を良く調べてから、そのどちらを選択することが良いのかを判断される必要があることを示した上で、専門的には、税理士に相談されることも重要であることをお伝えしました。
三芳町においては、平成31年度においても、30年度と同様、年6回の相談会のうち、3回の相談会は、7月に「藤久保公民館」、9月に「竹間沢公民館」、そして、11月に「中央公民館」で開催することを予定にしています。
そのほかの「奇数月」は、いずれも町役場庁舎の既設の相談室で開催することを予定しています。