1. 三公民館を会場に順次「無料相談会」を開催
11月28日(水)、平成30年度としては第4回となる、「三芳町無料相談会」が「三芳町中央公民館」で初開催されました。
前年度までは、三芳町における「無料相談会」全6回は、全て奇数月の第4水曜日に町役場1階の既設の「相談室」2室・「控室」1室を借用する形で開催してきました。
しかし、年々、町役場庁舎での相談会に訪れる相談者数が減少傾向になってきたことを踏まえて、今年度から、思い切って従来相談会場として設定してこなかった地区施設である「公民館」をお借りして開催することとしたものです。
2. 北永井地区と上富地区に近接する地区施設で
今回は、3回目となる三芳町の“公民館無料相談会”として、三芳町を南北に貫く「関越自動車道」の東側に位置する「中央公民館」1階の多目的ホールをお借りして、「無料相談会」を開くことにしました。
初めて「無料相談会」を開くこととなった「中央公民館」は、数年前に建て替えられて、従来あった位置から700mほど西に移動した形です。
3. 相談会開催が町民に十分浸透したか?
いつものように、午前10時に相談を開始することとしましたが、最初の相談者は、午前11時を回ってから、会場に見えました。
その後、相当な間を空けて後の相談者が見えましたが、午後4時の終了までに、相談来訪者は、3組3人でした。
相談件数としては、総計5件でした。
相談の内訳は、相続関係1件、遺言関係1件、法人設立関係1件、入管手続き関係1件、各種許認可関係1件でした。
当日会場に参集した相談員は、13名でしたが、相談者3名のそれぞれに、2人1組で対応し、他の参集者は、お互いの情報交換などで、一堂に会したこの機会を有効に活用することに努めていました。
町の広報紙『広報みよし』などにも、広報記事を掲載していただいていましたが、町民への周知が十分だったかについて、支部自体でも自らの広報活動を振り返る必要を感じました。
4. 入り組んだ利害が感じられる複雑案件では助言も丁寧に
中でも、際だって難しい案件と感じられたのは、他県で生活されていた叔父さんが亡くなって、その推定相続人二人のうちの一人である甥の男性からの相談でした。
被相続人が亡くなって二ヶ月を過ぎたが、相続財産の全体が掴めず、プラスはともかく、はっきりしないマイナスの要素が心配で、同じく推定相続人となっているもう一人の肉親から、「相続放棄」か「限定相続」かを速やかに判断し必要な手続きをするよう、急かされているという“苦しい胸の内”を吐露されておられました。
相談員からは、急がれるお気持ちを十分理解した上で、しかし冷静に対応されるよう、「亡くなった叔父さんの遺言書」の有無の確認や「財産目録」の調製を急がれるよう、お奨めしました。
5. 毎月の「無料相談会」の活用を奨めて
合わせて、東入間支部では、毎月1回、三芳町と富士見市で「無料相談会」を開いているので、それも活用されるよう、相談者に助言しました。
相談者も、そのことも含めて、納得されてお帰りになりました。
三芳町においては、この後、第5回の平成31年1月と第6回の同3月には、町役場庁舎の相談室で開催することにしています。